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せめてものグッバイ

問題解決のヒントを心理学で探るブログ

人気マーケッター藤村正宏氏も実践!「相手の名前を呼ぶこと」 が人間関係を円滑にし、営業をも成功させる

先日、とあるマーケティングセミナーに行ってきました。登壇した藤村正弘さんは「エクスマ」というマーケティングの考え方を提唱されている方で、見た目はちょっとうさんくさい風貌のおっさんなのですが、なんたって話がうまい。

 

私はその講演内容よりもむしろ、藤村さんのコミュニケーション技術に興味を持ちました。。

 

「昨日会った加藤さんが言ってた話なんだけどね~」

「店長の山本さんがね、自作のアルバムを送ってくれるんですよ」

「これは塾生の斎藤さんのお店です」

(会場の準備をしているスタッフに対して)「この人はこのホテルのフロア担当の山田さんです。ありがとうございます」

※名前は仮名です。

 

話に出てくる人物の全員を名前で呼んでいるんです。これは結構すごいことです。「あそこのお店の店長さんが~」とか「私の塾生が~」などと三人称で呼ぶのが一般的だと思います。それをひとりひとり個別に名前で呼ぶ。

 

おそらくですが、藤村さんは名前を呼ぶことをあえて意図的にやってるんだと思います。私がそう思うのには次のような根拠があります。

 

講演の最後に講演内容をまとめた映像とBGMを会場に流していました。その映像はまさに映画のエンドロールさながらで、関係者の名前がずらっと並んでいるんです。

 

このとき私は、藤村さんは人の名前をわざと呼んでいるんだということに確信を持ちました。普通、講演の最後に関係者の名前をエンドロールにまでしませんよね。それをやってのけるんだから、意図的だとしか思えない。

 

藤村さんの主張は「売れる商品があるのではない。売れる売り方があるだけだ」というものなのですが、さすが「自分の売り方」を分かっている。

 

名前を呼ぶことを他者との関係性をつくる基礎としているんです。

 

アメリカの鉄鋼王と称されたかのアンドリュー・カーネギーは自社の社員のみならず、下請け企業の社員の名前まで全部覚えたそうです。社員はカーネギーから大事にされていると感じ、会社への忠誠を持っていたはずです。現に、ストライキが一度もありませんでした。

 

名前を呼ぶことは、心理学的に大きな意味を持っています。

 

個人として認識されていなければ名前で呼ばれることはありません。名前で呼ぶことは、ひとりの人間として認めていることを相手に伝える手段になります。

 

藤村さんはひとりひとりに対して名前を呼び、「私はあなたを大切に思ってますよ」というメッセージを暗に示していたのです。

 

相手の名前を覚えて名前で呼んであげることは、ひいては自分のことを覚えてもらうことにつながっていきます。相手も名前を呼んでくれた人に親近感を覚えるからです。

 

こうして人間どうしの関係性がうまれ、信頼関係が出来上がっていきます。

 

名前を呼ぶことは営業マンのテクニックとしても使えますし、家庭円満の秘訣にもなります。